研究助成
2022年度 武田報彰医学研究助成
炎症記憶の分子基盤の解明と治療応用
研究題目 | 炎症記憶の分子基盤の解明と治療応用 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 武田報彰医学研究助成 |
所属 | 北海道大学 大学院医学研究院・分子病理学教室 |
氏名 | 谷口 浩二 |
キーワード | 炎症 / がん / 組織再生 |
研究結果概要 | 近年、免疫細胞や組織幹細胞が過去の感染や損傷によって生じた炎症の情報を記憶し、その記憶をもとに次回の感染や損傷に対して迅速かつ効果的に応答する「炎症記憶」という現象が注目されている。特に皮膚においてこの現象が確認され、免疫学や再生医療の分野で大きな関心を集めている。一方で、これまで消化管、特に腸における炎症記憶の存在やその生理学的意義については十分に解明されていなかった。今回の研究では、腸にも炎症記憶が存在することを実証し、その分子メカニズムの一端を明らかにすることに成功した。今回の研究により、腸の組織再生や大腸がんの新たな理解につながる可能性が示された。今後は、炎症記憶のメカニズム解明をさらに進めることで、この知見を大腸がんの予防・治療や腸の再生医療といった臨床応用へと展開することを目指していく。 |
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