研究助成
2022年度 武田報彰医学研究助成
変異ウイルスに対応可能な液性免疫応答の誘導機序とヒト免疫システムの研究
研究題目 | 変異ウイルスに対応可能な液性免疫応答の誘導機序とヒト免疫システムの研究 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 武田報彰医学研究助成 |
所属 | 大阪大学感染症総合教育研究拠点 感染症・生体防御研究部門生体応答学チーム |
氏名 | 伊勢 渉 |
キーワード | 抗体産生細胞 / 免疫記憶 / エピトープ / ウイルス感染 |
研究結果概要 | 1)抗体応答の持続性に不可欠な長期生存プラズマ細胞の分化と生存の解析を行った。プラズマ細胞の運命追跡モデルを樹立し、骨髄におけるプラズマ細胞の生存、フェノタイプ、運動性を解析した。またプラズマ細胞のリンパ組織から骨髄への移動を制御する分子機構を明らかにした。 2)抗体応答の誘導に必須のヘルパーT細胞の解析を行った。インフルエンザウイルス(H1N1)のHAおよびNPに存在するT細胞エピトープを同定した。また保存エピトープ特異的T細胞を解析するためのツールを樹立した。さらに胚中心T細胞の運命追跡モデルを新たに作成し、記憶T細胞分化の重要性を明らかにした。 3)ペプチド-MHCII-CAR-RVカセットを用いた新規T細胞エピトープ同定法を開発した。この方法を用いることでインフルエンザウイルスのT細胞エピトープを同定可能であること、またヒトT細胞の抗原エピトープも同定可能であることを実証した。 |
公表論文 | KLF2 expression in IgG plasma cells at their induction site regulates the migration program. J Exp Med. 2025 May 5;222(5):e20241019. doi: 10.1084/jem.20241019. |
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