研究助成
2022年度 医学系研究助成(がん領域(臨床))
腫瘍免疫微小環境を標的とした脂質代謝コントロールによる新たな乳癌治療戦略
研究題目 | 腫瘍免疫微小環境を標的とした脂質代謝コントロールによる新たな乳癌治療戦略 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(がん領域(臨床)) |
所属 | 大阪市立大学大学院医学研究科 乳腺・内分泌外科 |
氏名 | 後藤 航 |
キーワード | 乳癌(ホルモン受容体陽性HER2陰性) / 脂質代謝 / 腫瘍免疫微小環境 / 内分泌療法耐性 |
研究結果概要 | 本研究では、閉経後ホルモン受容体陽性HER2陰性乳癌における脂質代謝と免疫微小環境の関連を多角的に検証した。脂質コントロールが良好な症例では再発率や予後が良好であり、腫瘍浸潤リンパ球や末梢免疫パラメーターの改善も確認された(BMC Cancer 2022)。さらに、術前化学療法と脂質状態の関係を各サブタイプで分析し、特にTNBCでは脂質と免疫活性、治療効果に関連が示唆された(Eur J Med Res 2023)。免疫マーカーと脂質の関係も臨床的に検証し、2024年AACRで発表。内分泌療法耐性株の樹立とエリブリンによる感受性回復をin vivoで証明(Anticancer Res 2023)。さらに、アベマシクリブ耐性株やオルガノイド、iPS細胞、ヒト化マウスの構築を進め、今後の個別化治療に向けた基盤形成を行っている。 |
公表論文 |
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