研究助成
2022年度 医学系研究助成(基礎)
生体機能チップを用いた炎症性腸疾患病態の解明
研究題目 | 生体機能チップを用いた炎症性腸疾患病態の解明 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 大阪大学 大学院医学系研究科 免疫制御学 |
氏名 | 奥村 龍 |
キーワード | 生体機能チップ / 炎症性腸疾患 / 腸オルガノイド / ムチン |
研究結果概要 | 山口大学清木誠教授、徳永雅之助教の指導下、2D-CADで設計したSU-8モールドにPDMSを流し込んで硬化・剥離し、ガラスディッシュとプラズマ処理で接着することで腸管オルガノイド培養用マイクロデバイスを作製した。内部にマトリゲルを充填し、Zeiss Microbeamのレーザーで腸管構造を模した流路を形成し、正常マウス腸オルガノイドを播種したが、腸陰窩形成には至らず、流路形成工程の改良が必要と判断された。また、オルガノイド内の杯細胞分化や粘液産生を可視化するため、Muc2プロモーター下でCreを発現するMuc2-cre Tgマウスと、Muc2遺伝子のC末端にmCherryを挿入したMuc2-GS-mCherryマウスをCRISPR-Cas9で作製した。Muc2-cre Tg; Rosa-CAG-LSL-tdTomatoマウスで、大腸での杯細胞の可視化を確認した。またMuc2-GS-mCherryマウスについては、Muc2遺伝子座でのmCherryの挿入を確認している。今後は上記のマイクロデバイスでこれらのマウスのオルガノイドを培養し、杯細胞への分化、粘液の可視化を検証する予定である。 |
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