研究助成
2022年度 医学系研究助成(基礎)
細胞膜表面分子を光不活化する汎用性の高いCALI法の開発
研究題目 | 細胞膜表面分子を光不活化する汎用性の高いCALI法の開発 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 三重大学 医学系研究科 生化学講座 |
氏名 | 設樂 久志 |
キーワード | CALI / 膜表面分子 / 光操作技術 |
研究結果概要 | CALI法は光増感物質を利用して分子を酸化不活化する光操作技術の1つである。CALI法は光増感物質をラベル化した抗体を標的分子に反応させ光照射を行うことで、光増感物質の近傍にある標的分子のみを破壊できる高い分子特異性を持つ。従来のCALI法開発は標的分子に対する抗体を多数作製し、CALIが可能な抗体をスクリーニングする必要がありどの分子に対しても容易にCALI法を適用することは困難であった。そこで本研究課題では、抗体のスクリーニングを必要としない簡便な新規CALI法の基盤技術を確立しようと考えた。はじめに精製タンパク質をモデルに新規CALI法が適用できることを明らかにした。次いで、細胞に発現させた細胞膜表面分子に対しても同様に新規CALI法を適用し、分子を光照射で酸化不活化できることを明らかにした。従来の抗体をスクリーニングするCALI法と比較して新規CALI法は非常に短い時間で標的分子にCALI法を導入することが可能である。今後はより多くの分子に新規CALI法が適用できることを示し、誰もが使える基盤技術としての確立を目指す。 |
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