研究助成
2022年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)
マウス覚醒睡眠サイクルの脳脊髄液分子イメージング技術の確立
研究題目 | マウス覚醒睡眠サイクルの脳脊髄液分子イメージング技術の確立 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域) |
所属 | 量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部 |
氏名 | 住吉 晃 |
キーワード | MRI / 睡眠 / 脳脊髄液 / 造影剤 / マウス |
研究結果概要 | マウスの機能MRI計測は、神経回路を非侵襲的に可視化する手法として発展してきたが、多くは麻酔下で実施され、神経活動の抑制という限界がある。覚醒下計測は生理的な脳活動を反映できるが、拘束や騒音によるストレスが信号に影響を与える。本研究では、覚醒下MRI撮像時のストレス負荷を血中コルチコステロン濃度で定量化し、機能MRI信号との関連を検討した。オスC57BL/6マウスに、専用のヘッドポストを装着、段階的馴化訓練を行い、7テスラMRIにて撮像した。初回拘束後にコルチコステロン濃度は急上昇したが、馴化により低下した。動き指標(FD)も減少し、その量はコルチコステロン低下量と相関した。fALFF(低周波成分の相対振幅)解析では、コルチコステロン濃度が高い個体で、内側前頭前皮質(mPFAC)の活動が低く、低い個体で高い傾向を示した。本手法の確立は、マウス覚醒睡眠サイクルの、脳脊髄液分子イメージング技術の発展に寄与すると考えられる。 |
公表論文 |
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