研究助成
2022年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)
認知症の遺伝的リスク補正後の生活習慣・環境要因と認知神経メカニズムの老化、認知症リスクとの関連の検討の縦断研究
研究題目 | 認知症の遺伝的リスク補正後の生活習慣・環境要因と認知神経メカニズムの老化、認知症リスクとの関連の検討の縦断研究 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域) |
所属 | 東北大学 加齢医学研究所 認知機能発達 寄付研究部門 |
氏名 | 竹内 光 |
キーワード | 遺伝 / 環境 / 認知症 / 生活習慣 / 認知神経メカニズム |
研究結果概要 | 導入 中年期/晩年期の認知活動は、その後の認知機能低下率およびその後の認知症リスクの経時的低下と関連する。 方法 本研究では、2006年から2010年まで追跡されたUK Biobank研究の参加者の大規模前向きコホートデータを用いて、ベースラインの認知機能と認知症の遺伝的リスクを調整し、いくつかの潜在的交絡変数を補正した後、成人教育クラスへの参加とその後の認知機能低下および経時的な認知症リスクとの関連を検討した。 結果 その結果、ベースライン時の成人教育クラスへの参加は、その後の流動性知能スコアのより高い保持と関連していることが明らかになった。Cox比例ハザードモデルにより、ベースライン時に成人教育クラスに参加した被験者は、参加しなかった被験者と比較して、ベースラインから5年後の認知症発症リスクが有意に低いことが明らかになった。 考察 ベースライン時の認知機能や認知症の遺伝的素因を調整しても、この関連性は変わらなかった。したがって、このうしたクラスへの参加は認知症発症リスクを低下させる可能性がある。 |
公表論文 |
Effects of adult education on cognitive function and risk of dementia in older adults: a longitudinal analysis. Takeuchi H, et al. Front Aging Neurosci. 2023. PMID: 37680542 |
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