研究助成
2022年度 医学系研究助成(基礎)
非生殖細胞における減数分裂関連遺伝子の安定的な発現抑制のための分子基盤の解明
研究題目 | 非生殖細胞における減数分裂関連遺伝子の安定的な発現抑制のための分子基盤の解明 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 埼玉医科大学 医学部ゲノム基礎医学部門 |
氏名 | 浦西 洸介 |
キーワード | Mga / PRC1.6 / Atf7ip / Setdb1 / H3K9me3 |
研究結果概要 | 申請者はポリコーム複合体PRC1.6の構成因子であるMgaがエピブラスト分化において減数分裂遺伝子の制御領域にあるCpGアイランドにメチル化を制御し、安定的な抑制機構を確立する分子機構を明らかにするために研究を行った。Mgaと相互作用を持つ因子としてAtf7ip、Zmym2を同定し、CpGのメチル化を確立するのに重要であるH3K9me3を導入するにはAtf7ipが必要であり、Zmym2は不要であることを明らかにした。さらに、MgaのFAMモチーフとAtf7ipのFNIIIドメインが直接結合することがMga-Atf7ip-Setdb1複合体を形成するのに重要であること、この3量体を以ってH3K9me3修飾を直接的に制御していることを明らかにした。加えてMgaΔFAM ES細胞の解析によりH3K9me3修飾が減数分裂関連遺伝子の遺伝子発現の抑制に関与していること、ES細胞の状態においてもFAMモチーフの欠損によりCpGのメチル化の低下が見られることを明らかにした。 |
公表論文 | Max controls meiotic entry sexually undifferetiated germ cells. Sci Rep. 4;14(1):5236. (2024) |
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