研究助成
2022年度 医学系研究助成(基礎)
PD-L1/CD80ヘテロ二量体検出法の樹立とその応用
研究題目 | PD-L1/CD80ヘテロ二量体検出法の樹立とその応用 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(基礎) |
所属 | 東京大学 定量生命科学研究所 分子免疫学研究分野 |
氏名 | 杉浦 大祐 |
キーワード | 免疫 / PD-1 / 免疫補助受容体 |
研究結果概要 | 獲得免疫応答において主要な役割を果たすT細胞の活性化は、T細胞受容体による刺激に加えて、様々な興奮性もしくは抑制性の補助受容体を介した刺激によって厳密に制御されている。我々はこれまでに、CD28およびCTLA-4のリガンドとして知られるCD80が、同じ抗原提示細胞上でPD-1のリガンドであるPD-L1と隣り合って結合(シス結合)すること、CD80がPD-L1にシス結合するとPD-1がPD-L1に結合できなくなること、その結果PD-1による抑制が制限され、T細胞が適切に活性化されることを見出した。しかし、実際にどのような免疫応答のどの段階で、どの程度PD-1の機能が制限されているのかについては未解明である。PD-1の機能の制限が各種免疫応答において果たす役割を解明するためには、生体内および細胞内のどこで、いつ、どのような条件下で、どの程度シスPD-L1/CD80結合が生じているのかを正確に評価する必要があるが、既存の技術ではこれを正確に測定することは困難であった。本研究では、シスPD-L1/CD80結合を正確かつ簡便に定量する方法の開発に取り組み、有望な結果が得られた。 |
公表論文 |
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