研究助成
2022年度 医学系研究助成(感染領域)
研究題目:弱毒生ヒトロタウイルスワクチン株を基盤とする腸管指向性ベクターの開発
研究題目 | 研究題目:弱毒生ヒトロタウイルスワクチン株を基盤とする腸管指向性ベクターの開発 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(感染領域) |
所属 | 藤田医科大学 医学部 ウイルス・寄生虫学講座 |
氏名 | 福田 佐織 |
キーワード | 弱毒生ヒトロタウイルスワクチン / 遺伝子操作系 / 腸管指向性ベクター / Rotarix / RIX4414 |
研究結果概要 | ロタウイルス(RV)は小腸上皮細胞を厳格な標的とする腸管指向性ウイルスであり、外来遺伝子を搭載させたRVの作製が可能であるため、RVは将来的に腸管指向性ベクターになると期待されている。しかしながら、腸管指向性RVベクターの開発研究では、申請者らを含めたすべての研究グループで増殖能が非常に高いサルRVが用いられている。そこで申請者らは2018年に開発した独自のRV遺伝子操作系(11-プラスミドシステム)を利用し、すでに安全性が実証されている弱毒生ワクチンRotarix株(RIX4414株)の人工合成をおこなうことで、将来の臨床応用を見据えた腸管指向性RVベクタープラットフォームの開発を行った。初めにRIX4414株の全ゲノム塩基配列を次世代シーケンシングにより決定後、rRIX4414株を作製した。rRIX4414株の生物学的性状を調べた結果、in vitro(ウイルス増殖能)、およびin vivo(乳のみマウスでの下痢重症度測定、RV感染小腸における組織学的変化)において親株RIX4414株と同一であることを示した。 |
公表論文 | Generation of Recombinant Authentic Live Attenuated Human Rotavirus Vaccine Strain RIX4414 (Rotarix®) from Cloned cDNAs Using Reverse Genetics. Viruses. 2024 16(8):1198. |
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