研究助成
2022年度 医学系研究継続助成(基礎)
ポリコム複合体による合指症の発症機構の解明
研究題目 | ポリコム複合体による合指症の発症機構の解明 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究継続助成(基礎) |
所属 | 理化学研究所 生命医科学研究センター 免疫器官形成研究チーム |
氏名 | 藥師寺 那由他 |
キーワード | エピジェネティクス / 合指症 / ポリコム複合体 / CtBP1/2 |
研究結果概要 | 合指症は隣接する指が先天的に癒合する四肢障害であり、その多くで発症機序は明らかになっていない。本研究では、転写制御の共役因子であるCtbp1/2を欠失させたマウスを新規合指症モデルとして確立し、その発症機構を明らかにすることを目的としている。これまでに、CtBP2は肢芽で発現する転写因子HOX13を介して、活性化プロモーターやエンハンサーに蓄積すること、CtBP1/2はHOX13と部分的に協働して、標的遺伝子の発現を制御することを明らかにした。さらに、表現型の原因となる遺伝子群の発現制御に着目したところ、転写活性化に必要なHOX13がプロモーターおよびエンハンサーに結合しているにも関わらず、これらの発現はCtBP1/2欠損下では著しく減少していた。これらの結果から、CtBP1/2とHOX13の相互作用が指間部細胞死を制御することで、適切な四肢形成を促進していることを新たに見出した。 |
公表論文 |
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