研究助成
2022年度 薬学系研究助成
タンパク質–タンパク質間相互作用解析を加速する新規クロスリンカーの開発
研究題目 | タンパク質–タンパク質間相互作用解析を加速する新規クロスリンカーの開発 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 薬学系研究助成 |
所属 | 徳島大学 医歯薬学研究部 薬学域 機能分子合成薬学分野 |
氏名 | 傳田 将也 |
キーワード | クロスリンク質量分析法 / クロスリンカー / タンパク質-タンパク質間相互作用 |
研究結果概要 | 本研究は、高汎用性を有するタンパク質–タンパク質間相互作用解析法の開発を指向し、新規クロスリンカーの開発とこれを用いたクロスリンク質量分析 (XL–MS) 法の確立を目的とする。さてXL–MS法では、相互作用タンパク質間を化学的に架橋するためのクロスリンカーが必須である。クロスリンカーの構造的特徴は、タンパク質の特定アミノ酸残基と選択的に反応する「反応ユニット」を「スペーサー」で連結している点である。これによりタンパク質の特定アミノ酸残基間を選択的にクロスリンク可能となるため、クロスリンクフラグメントの同定が容易となる。現在汎用されるクロスリンカーには問題点が存在する。それは、活性エステルであるN-ヒドロキシスクシイミド (NHS) エステルをクロスリンカー「反応ユニット」として利用している点である。このためクロスリンク時に反応ユニットが加水分解し、クロスリンカーが失活することから、クロスリンク反応効率が非常に低下する。そこで我々はXL–MS法の汎用性向上と適応範囲拡大を指向し、分解せず高反応効率を維持する新規クロスリンカーの開発を行った。 |
公表論文 |
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