研究助成
2022年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)
飽食時代の新規栄養感知機構を標的としたがん治療法の開発
研究題目 | 飽食時代の新規栄養感知機構を標的としたがん治療法の開発 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート) |
所属 | 東京大学 先端科学技術研究センター |
氏名 | 大澤 毅 |
キーワード | がん / 代謝 / オルガネラ / 低酸素 / 低栄養 |
研究結果概要 | 飽食の現代に増加してきた肥満・生活習慣病によるがんに、栄養を標的とした新たな治療法を見出すことを目的とした。申請者は、栄養過剰の中で生まれた多数の遺伝的変異の中から、逆に低酸素・低栄養の条件の中で生み出されたステムネスが、浸潤・転移などの悪性化に寄与することを報告してきた( PNAS 2011, Nature Commun. 2014, Cell Reports 2017, MCB 2017, Cell Reports 2019, Nature Commun. 2019)。本研究では、悪性度の高いRelapse & Refractory (R&R)するがんを治療する栄養増殖メカニズムを標的とした新規治療法につなげる。 オルガネラ変容を指標にして、クリスパースクリーニングなど、未知の栄養感知機構に関わる遺伝子を系統的に解明した結果、栄養飢餓・レスキュー系でのメタボローム・トランスクリプトームや細胞内の他のオルガネラの形態変化から新たな栄養感知機構を明らかにした。また、低酸素においてもGolgi体が崩壊し代謝リプログラミングに寄与することを報告した(EMBO J 2023)。 |
公表論文 | Hypoxia activates SREBP2 through Golgi disassembly in bone marrow-derived monocytes for enhanced tumor growth, EMBO J, (2023) e114032. |
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