研究助成
2022年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)
動物発生環境を利用したヒト臓器創出法の確立
研究題目 | 動物発生環境を利用したヒト臓器創出法の確立 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート) |
所属 | 東京薬科大学 生命科学部 生命医科学科 |
氏名 | 山口 智之 |
キーワード | 臓器創出 / 肝臓 / 胎盤経由移植法 |
研究結果概要 | 臓器移植におけるドナー不足の問題を解決するために、本研究では発生様式の種特異性の低い発生後期(着床から4日以降)の胚に、ホスト胚と同等の発生段階に分化誘導したヒト細胞を注入し、動物の発生機構を利用して完全に成熟したヒト臓器を作出する技術の開発を目的とした。ビジョナリーリサーチ助成(スタート)では、1.マウス胎仔への細胞注入方法の検討、2.注入細胞の検討、3.臓器欠損マウスへの組織前駆細胞移植による臓器創出の3つのステップで動物体内での臓器創出の条件検討を行った。その結果、胎盤経由の細胞移植法により発生初期の胎仔肝臓へ肝前駆細胞を生着させることができることが明らかとなった。一方で、この手法で肝臓欠損であるhHex -/-へ肝前駆細胞を移植し肝臓構築を目指したが達成できなかった。今後、詳細な解析をもとに、最適な移植環境を有するレシピエント胎仔、ドナー細胞を準備できれば、胎盤注入による肝臓創生を実現できると考えられる。 |
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