研究助成

2022年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)

ホログラフィック情報伝送による精神疾患の解明

研究題目 ホログラフィック情報伝送による精神疾患の解明
年度/助成プログラム 2022年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)
所属 自然科学研究機構 生理学研究所 基盤神経科学研究領域 多細胞回路動態研究部門
氏名 和氣 弘明
キーワード ホログラフィック顕微鏡 / 情報伝送
研究結果概要 私たちが開発したホログラフィック顕微鏡を用いて、情報伝送を行う神経回路解析の基盤システムとして、経日的なカルシウムイメージングやグリアのイメージングにおいて同一の細胞を同定し、その信号変化を自動追跡するアプリケーションの開発を行い、完成した。OPTICSと命名し、この公開を行なっていく予定である。さらに、マウス1から別個体への情報伝送として、ヒゲの弁別学習を用いてsenderマウス(個体1)の活動を3章にしてこのそれぞれのトライアルの前後7秒を抽出して、別個体に情報を移植するマウスと7秒の情報を3秒に圧縮して送るマウスを作成し、その学習効果を検証したところ、3秒で有意に学習が成立することがわかった。これは時系列情報をつけた回路情報を人為的に作成し、行動変化をもたらす世界で初めての試みとなる。
公表論文