研究助成
2022年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)
光in vivoイメージングを用いた変形性関節症モデル及び薬剤スクリーニングシステムの開発
研究題目 | 光in vivoイメージングを用いた変形性関節症モデル及び薬剤スクリーニングシステムの開発 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート) |
所属 | 岡山大学 学術研究院医歯薬学域(医学系) |
氏名 | 髙尾 知佳 |
キーワード | 変形性膝関節症 / PRG4 |
研究結果概要 | 本研究は、変形性膝関節症(膝OA)の新規薬剤開発を目指し、関節軟骨表層に特異的に発現するPRG4遺伝子にルシフェラーゼとtdTomatoをノックインした「PRG4可視化マウス」を作製し、生体内での軟骨損傷と薬剤効果をリアルタイムかつ定量的に可視化するプラットフォームの構築を目的とした。薬剤開発においては、モデル動物を用いた有効性検証が不可欠であるが、現行モデルでは組織学的評価に依存し、解析までに時間を要するうえ、切片作製のばらつきや実験者バイアスが問題となる点を解決する一手となると考えた。MIAや外科的OAモデルを用いた結果、PRG4発現は軟骨に限らず滑膜や関節包にも誘導され、発光シグナルの解釈には注意が必要であることが判明した。また、可視化マウス由来の軟骨細胞を用いたin vitroスクリーニング系の基盤も構築したが、PRG4発現維持には培養条件の最適化が求められる。今後は、軟骨特異性の高いマーカーの探索および同定が求められ、さらにヒトiPS細胞由来の軟骨前駆細胞を用いたスクリーニング系の導入が有望と考えられる。 |
公表論文 |
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