研究助成
2022年度 ハイリスク新興感染症研究助成
ルジョウイルス感染症克服に向けた基礎及び応用研究
研究題目 | ルジョウイルス感染症克服に向けた基礎及び応用研究 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 ハイリスク新興感染症研究助成 |
所属 | 長崎大学 感染症共同研究拠点 人材育成部門 浦田研究室 |
氏名 | 浦田 秀造 |
キーワード | ルジョウイルス / アレナウイルス / 感染症対策 |
研究結果概要 | 本研究は2009年に1度だけ人類の前に出現し、5名の感染者 (内4名死亡)を出したルジョウイルスに関するものである。今回報告する研究結果の研究目的は①ルジョウイルスの自然宿主域の解析、と②ルジョウイルスの粒子産生機構の解析、である。 ①に関して、ルジョウイルスはアフリカのザンビアで感染者が発生したものの、自然宿主は不明である。ルジョウイルスはアレナウイルス科に属し、アレナウイルス科の他のウイルスは齧歯類を自然宿主とする。そこで我々は培養細胞レベルでルジョウイルス表面糖タンパク質 (GP)による細胞侵入効率を水泡性口炎ウイルス (VSV)を用いたシュードウイルス実験系を利用し、計17種の由来の異なる培養細胞にルジョウイルスGPもしくはVSV-Gを覆ったVSVシュードウイルスを感染させ、感染効率を定量した。その結果、ヤギ・ウマ・ウサギ由来の培養細胞への感染は顕著な感染効率の上昇を認めた。 ②に関して、ルジョウイルス粒子産生において重要であるZタンパク質のYREL配列特異的に結合する宿主因子同定を目的として大腸菌組換えタンパク質発現用プラスミド4種を作成し、精製に成功した。 |
公表論文 |
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