研究助成
2022年度 ハイリスク新興感染症研究助成
今後出現する新興コロナウイルスを見据えた研究基盤の構築
研究題目 | 今後出現する新興コロナウイルスを見据えた研究基盤の構築 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 ハイリスク新興感染症研究助成 |
所属 | 北海道大学 医学研究院 病原微生物学教室 |
氏名 | 鈴木 理滋 |
キーワード | SARS-CoV-2 / レポーター遺伝子 / 中和アッセイ / in vivo イメージング |
研究結果概要 | 本申請研究では新興コロナウイルスに迅速に対応できる研究基盤の構築を目指すため、様々なレポーター遺伝子を搭載した組換えウイルスを用いて、薬剤スクリーニングやライブイメージング、更にP2実験施設で使用可能なウイルスを作製し、コロナウイルスの創薬・ワクチン開発研究を推進させる基盤を構築することを目的に研究を進めてきた。これまでGFP搭載組換えSARS-CoV-2を作製し、GFPを指標に用いた新しいハイスループットな中和アッセイ法を開発し、ワクチン接種した肝臓及び腎移植患者の中和活性を検討し、免疫抑制剤投与患者におけるワクチンの効果を評価した。また、HiBitを搭載したP2実験施設で扱えるSARS-CoV-2を作製し、薬剤スクリーニングを行い、抗ウイルス効果を持つ化合物を5つ同定できた。更に、Akaluc遺伝子を搭載した組換えSARS-CoV-2を作製し、in vivoイメージングに利用可能か検討した結果、感染初期は鼻腔内でシグナルが検出され、その後、肺でシグナルが検出され、in vivoイメージングに使用可能であることが明らかになった。今後更なる基盤構築のための研究を行う予定である。 |
公表論文 |
The development of a rapid, high-throughput neutralization assay using a SARS-CoV-2 reporter. J Virol Methods. 326:114894, 2024. Determinants of susceptibility to SARS-CoV-2 infection in murine ACE2. J Virol. May 12:e0054325. doi: 10.1128/jvi.00543-25. |
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