研究助成
2023年度 生命科学研究助成
ゼブラフィッシュ初期発生過程におけるトポロジカルドメインのde novo形成機構の解明
| 研究題目 | ゼブラフィッシュ初期発生過程におけるトポロジカルドメインのde novo形成機構の解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 生命科学研究助成 |
| 所属 | 東京工業大学 科学技術創成研究院 細胞制御工学研究センター 木村研究室 |
| 氏名 | 佐藤 優子 |
| キーワード | DNA複製 / 複製タイミング / ゼブラフィッシュ / ライブセルイメージング / 胚性ゲノム活性化 |
| 研究結果概要 | ゼブラフィッシュ初期胚におけるDNA複製の時空間的ダイナミクスを生細胞でリアルタイムに観察するシステムを構築した。蛍光タンパク質融合PCNA(sfGFP-PCNA)とクロマチンマーカー(JF646-LANA)を一細胞期胚に注入し、分裂期から間期にかけての複製動態を継時的に観察した。接合子ゲノム活性化(ZGA)前の初期分裂期(64〜256細胞期)では、個々の染色体レベルでの複製は認められるものの、体細胞に特徴的な離散的な複製ドメイン構造は形成されないことが明らかになった。一方、ZGA後(1000細胞期以降)には核周辺部への複製フォーカスの集積が観察され、複製タイミングプログラムが段階的に確立されることが示された。さらに、複製ライセンシング因子(Mcm3およびCdt1)が後期分裂期(後期〜終期)にあらかじめクロマチンへ結合し、カリオメア形成と同時にDNA複製が即座に開始されることをライブイメージングで直接実証した。これらの結果は、複製タイミングプログラムの確立がゲノムの高次構造形成と並行して進行することを示唆する。 |
| 公表論文 |
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