研究助成
2023年度 ライフサイエンス研究助成
ストリゴラクトン機能の個別制御を目指したストリゴラクトン生合成研究
| 研究題目 | ストリゴラクトン機能の個別制御を目指したストリゴラクトン生合成研究 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 ライフサイエンス研究助成 |
| 所属 | 東京農業大学 生命科学部バイオサイエンス学科機能性分子解析学研究室 |
| 氏名 | 伊藤 晋作 |
| キーワード | ストリゴラクトン / 生合成阻害剤 |
| 研究結果概要 | ストリゴラクトンは植物が生産する多機能型生理活性物質の一群である。本研究ではストリゴラクトン機能の個別制御を目指し、イネにおける典型的ストリゴラクトン生合成阻害剤TIS108により蓄積する新規ストリゴラクトン様物質の同定と、TIS108の高活性化を行なった。TIS108により蓄積するストリゴラクトン(CL+30)はLC-MS/MSや代謝試験により4-oxo-19-hydroxy-carlactone (4-oxo-19-OH-Cl) と予想されていたため、この合成を行なった。ヘリオラクトン合成法を参考に4-oxo-19-OH-CLを合成し、そのLC-MS/MSのスペクトルをイネ水耕液から抽出したCL+30のそれと比較したところ、リテンションタイムやフラグメントパターンが一致したことからCL+30が4-oxo-19-OH-CLであると結論付けた。また、TIS108をもとに構造展開した結果KeIKK5を見出すことができた。KeIKK5はTIS108よりも強力にイネの典型的ストリゴラクトン生合成を阻害し、根寄生雑草ストライガへの寄生を抑制したことから、高活性な阻害剤を見出すことができた。 |
| 公表論文 | Optimization of the KK5 scaffold and biological evaluation of KK5 derivatives to identify potent strigolactone biosynthesis inhibitors, J Agric Food Chem, 73:15389-15398, 2025, Kawada K, Takahashi I, Saito T, Inayama T, Seto Y, Nomura T, Sasaki Y, Asami T, Yajima S, Ito S. |
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