研究助成
2023年度 ライフサイエンス研究助成
SecM翻訳アレスト機構をハイジャックしたtmRNAによるリボソーム救出機構の解明
| 研究題目 | SecM翻訳アレスト機構をハイジャックしたtmRNAによるリボソーム救出機構の解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 ライフサイエンス研究助成 |
| 所属 | 大阪大学 蛋白質研究所 蛋白質構造生物学研究部門 電子線構造生物学研究室 |
| 氏名 | 丹澤 豪人 |
| キーワード | クライオ電子顕微鏡構造解析 / リボソーム救出 / 翻訳制御 / RNA転写 / タンパク質精製 |
| 研究結果概要 | 本研究では,異常mRNAにトラップされた大腸菌70Sリボソームを救出するtransfer-messenger RNA (tmRNA)のリボソームEサイトにおける構造基盤をクライオ電子顕微鏡を用いて解明するために,EサイトでtmRNAのtRNA-like domain (TLD) を人工的に留める機構を考案した.リボソームはSecM配列 (RAGP) 上で一時停止することが知られる.リボソーム中のSecM配列の直上流に位置するR163までをmRNAの3'末端に置き,A164をtmRNA-TLDで代替し,G165から終止コドンまでをtmRNAのmRNA-like domain (MLD) に差し替え,in vitro転写により合成した.tmRNAはキャリアタンパク質であるSmpBと結合することでリボソームで機能する.大腸菌で発現させたSmpBには内在のtmRNAが混在するが,本研究では変異tmRNAを用いるため内在RNAの除去が必須である.何種類かの精製法を試験し,電気泳動によってSmpBが確認されたが,一定数のtmRNA除去が叶わず,現在はRNAフリーSmpBの精製条件を検討している. |
| 公表論文 |
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