研究助成
2023年度 ライフサイエンス研究助成
血管炎症における転写駆動装置としてのヒストンアセチル化の統合的理解
| 研究題目 | 血管炎症における転写駆動装置としてのヒストンアセチル化の統合的理解 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 ライフサイエンス研究助成 |
| 所属 | 宮崎大学 テニュアトラック推進室農学系基礎獣医学分野 |
| 氏名 | 東島 佳毅 |
| キーワード | ヒストンアセチル化 / BETタンパク質 / 血管内皮細胞 / 血管炎症 / デグロン |
| 研究結果概要 | がん、心血管疾患、慢性腎臓病など、克服すべき多くの疾患には、血管異常が深く関与している。本研究では、血管炎症における転写駆動装置としてのヒストンアセチル化の機能を理解するため、アセチル化ヒストン修飾を認識するBETタンパク質(BRD2、BRD3、BRD4)に着目した。薬剤誘導性タンパク質分解技術をヒトiPS細胞由来血管内皮細胞に導入し、各BETタンパク質の機能を個別に解析可能な実験系を構築した。この実験系を用いて、炎症性刺激に応じた遺伝子発現変化および血管内皮細胞機能を解析した結果、BETタンパク質が血管炎症時の転写制御において重要な役割を担うことが示された。さらに、BETタンパク質間には機能的な違いや冗長性が存在する可能性が示唆された。以上より、本研究は、ヒストンアセチル化を介した血管炎症制御機構の理解を深めるとともに、血管炎症を標的とした新たな治療戦略の基盤となる成果であると考えられる。 |
| 公表論文 |
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