研究助成
2023年度 ライフサイエンス研究助成
順遺伝学による植物精細胞の輸送因子の同定
| 研究題目 | 順遺伝学による植物精細胞の輸送因子の同定 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 ライフサイエンス研究助成 |
| 所属 | 横浜市立大学 木原生物学研究所 植物エピゲノム科学部門 |
| 氏名 | 丸山 大輔 |
| キーワード | 精細胞 / 花粉管 / シロイヌナズナ / 順遺伝学 |
| 研究結果概要 | 被子植物の有性生殖では、自走できない精細胞が花粉管によって雌しべの胚珠へと輸送される。シロイヌナズナの先行研究から、精細胞自体が独自の輸送駆動力を持つことが示唆されていたが、その特異的因子は未同定であった。本研究は、順遺伝学的アプローチによりこの未知の輸送因子を同定することを目指した。栄養核の駆動力を欠損させた植物を親株とし、EMS処理による変異体スクリーニングを実施した。当初は精細胞の輸送欠損を示す変異体候補を選抜したが、担当者の交代や戻し交配、M2世代への遡及解析を経ても、後代に安定して輸送欠損を示す系統は得られなかった。この原因として、マーカーの遺伝子発現抑制や、対照群の輸送欠損頻度が高く判定が困難だったことが考えられる。本研究では順遺伝学的アプローチの限界が示されたが、近年の他研究により、微小管やアクチン繊維、モーター分子、そして輸送に必須な因子「HUG1/2」が同定された。今後は様々なアプローチによる輸送因子の解明が期待される。 |
| 公表論文 |
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