研究助成
2023年度 医学系研究助成(がん領域(基礎))
原発性肺癌におけるAxlと腫瘍微小環境の網羅的解析およびAxl阻害薬併用によるEGFR CAR-T細胞療法の効果
| 研究題目 | 原発性肺癌におけるAxlと腫瘍微小環境の網羅的解析およびAxl阻害薬併用によるEGFR CAR-T細胞療法の効果 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(がん領域(基礎)) |
| 所属 | 信州大学 医学部外科学教室呼吸器外科分野 |
| 氏名 | 三浦 健太郎 |
| キーワード | CAR-T / Axl / EGFR / 原発性肺癌 |
| 研究結果概要 | In vitro試験では、Axl TKIはCAR-T細胞の増殖能およびAxl陽性細胞株の増殖を抑制せず、細胞株に対するCAR-T抗腫瘍効果はAxl TKIの有無によって変化しなかった。Axlの発現と腫瘍微小環境について、原発性肺癌切除検体を用いて免疫染色を実施すると、Axlは細胞外ドメインと細胞内ドメインの染色強度に明らかな差がみられる症例が存在することが判明した。そこで、Axlの細胞内外のドメイン発現の差が原発性肺癌の予後にどのように影響しているかを調査した。結果、免疫組織染色では、非小細胞肺癌の約20%で明らかに細胞外ドメインの発現強度と細胞内ドメインの発現強度に大きな差があることがわかった。また、再発率についてもこの発現強度の差が大きい症例はそうでない症例に比べ予後が悪いこと明らかにした。この副次的な研究成果は、2025年の世界肺癌学会で発表し、JTO Clinical and Research Repotsに採択された。本成果をもとに、Axl阻害による免疫細胞治療の効果に対する影響の調査を継続する予定である。 |
| 公表論文 | Shedding Phosphorylated Axl Receptor in Lung Adenocarcinoma: Dual-Domain Immunohistochemistry Approach, JTO Clin Res Rep, 2025 Vol. 6 Issue 10 Pages 100889 |
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