研究助成
2023年度 医学系研究助成(臨床)
レドックス不均衡・制御性T細胞機能からみた既喫煙喘息の難治化病態の解明
| 研究題目 | レドックス不均衡・制御性T細胞機能からみた既喫煙喘息の難治化病態の解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(臨床) |
| 所属 | 東北大学病院 呼吸器内科 |
| 氏名 | 京極 自彦 |
| キーワード | 既喫煙喘息 / 活性窒素種 / 混合型免疫表現型 / CD161+mTreg / tRNA修飾酵素 |
| 研究結果概要 | 既喫煙喘息は非喫煙喘息に比較し、増悪歴を有する割合が多く、呼吸機能が低いことが確認され、喀痰中の活性窒素種が有意に増強していた。また、末梢血を用いた高感度プロテオーム解析では、コントール不良既喫煙喘息において1・2型炎症、好中球炎症といった混合型の免疫表現型のタンパク上昇が見られた。CyTOF、FCMでは、コントロール不良群でCCR4+Th2細胞、CD161+mTreg細胞が増加していた。更に、既喫煙喘息患者PBMCsからCD161+mTregをソートしRNAシークエンスを行ったところ、コントロール不良群のCD161+mTregでは、Th17炎症に関与する遺伝子発現が上昇していた。またGO解析より、コントロール不良群のCD161+mTregでtRNA修飾関連遺伝子の発現が亢進していることを確認した。以上から、既喫煙喘息患者の病状不安定化には、酸化ストレス、2型・好中球炎症といった混合型免疫表現型が関連し、またCD161+mTregといった特定のTregサブセットではTh17関連遺伝子とtRNA修飾酵素群の発現上昇がその病態に関わる可能性が示唆された。 |
| 公表論文 |
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