研究助成
2023年度 医学系研究助成(基礎)
AAVを用いたデュシェンヌ型筋ジストロフィー及びベッカー型筋ジストロフィー発症予防を目的とした、新規遺伝子治療法の創出
| 研究題目 | AAVを用いたデュシェンヌ型筋ジストロフィー及びベッカー型筋ジストロフィー発症予防を目的とした、新規遺伝子治療法の創出 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(基礎) |
| 所属 | 京都大学 iPS細胞研究所 臨床応用研究部門、櫻井研究室 |
| 氏名 | 内村 智也 |
| キーワード | 骨格筋 / デュシェンヌ型筋ジストロフィー / ジストロフィン / AAV / 発症予防 |
| 研究結果概要 | デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は、ジストロフィン(DMD)遺伝子変異による進行性の筋力低下を呈す重篤な遺伝子疾患である。標準治療であるステロイド療法は歩行可能期間を2〜3年延長するのに止まる。本研究助成では、AAVを用いた新規遺伝子治療法シーズ候補のDMDに対する発症予防効果を評価・検証した。申請者が開発したDMD患者由来iPS細胞による筋疲労病態モデルを用いた解析では、遺伝子修復株と比較してDMD株では筋疲労病態が認められた一方で、本シーズ候補では、筋疲労に対する回復効果が観察された。次に、in vivo DMD(mdx)マウスモデルを用いて、本シーズ候補の有効性を評価・比較検証した所、mdx群と比較して本シーズ候補群では、creatine kinase (CK)の減少、運動機能の改善、そしてジストロフィン糖タンパク質複合体を構成するタンパク質の発現量の回復が認められた。すなわち、本シーズ候補は、ジストロフィン糖タンパク質複合体の欠失を防ぐ事で、収縮や運動といった外部ストレスから骨格筋が損傷するのを防ぐ事で、発症を予防する効果を有していることが示唆された。 |
| 公表論文 |
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