研究助成

2023年度 医学系研究助成(がん領域(臨床))

患者由来大腸がん幹細胞を用いた転移機構の解明と治療法の開発

研究題目 患者由来大腸がん幹細胞を用いた転移機構の解明と治療法の開発
年度/助成プログラム 2023年度 医学系研究助成(がん領域(臨床))
所属 京都大学 医学部附属病院先端医療研究開発機構・大腸がん新個別化治療プロジェクト
氏名 柿崎 文彦
キーワード がん転移 / 初代培養法 / マウスモデル / PDX / 大腸がん
研究結果概要 大腸がんは最も死亡率が高いがんの一つであり、治療法の確立が急務である。本研究では、近年大腸がんの転移促進機能が見出されていたシグナル伝達経路の更なる機能解析を患者由来大腸がん幹細胞を用いて進めることで、臨床例での機序の解明と治療標的の同定を目的としていた。ステージ3もしくはステージ4の大腸がん患者由来のがん幹細胞株を8割含む57株を用い、がん遺伝子パネルによる遺伝子変異解析・RNA-seqとマイクロアレイによるRNA発現解析・免疫不全マウスへの異種移植の表現型解析を行った。流れとしては、次のように解析を進めた:(i) 大腸がん患者由来のがん幹細胞株ライブラリーを樹立し、(ii) 予後不良大腸がん患者由来のがん幹細胞株を選択し、(iii) 予後不良大腸がん患者由来の大腸がん幹細胞のトランスクリプトーム解析を行った。その結果、 (iv) 複数の転移再発のマーカーを同定した。
公表論文