研究助成

2023年度 医学系研究助成(臨床)

心機能の保たれた心不全において心臓線維芽細胞の老化が与える影響の解明

研究題目 心機能の保たれた心不全において心臓線維芽細胞の老化が与える影響の解明
年度/助成プログラム 2023年度 医学系研究助成(臨床)
所属 山梨大学 大学院総合研究部医学域内科学講座循環器内科学教室
氏名 渡邉 陽介
キーワード 心機能の保たれた心不全 / 心臓線維芽細胞 / 老化 / シングルセルRNAシークエンス
研究結果概要 高齢者HFpEFにおけるアンメットニーズの把握
非糖尿病HFpEF患者においてHOMA-β低値は、心臓死および心不全入院の発生に関連することがわかった。
心臓線維芽細胞除去マウスモデルを用いた心臓線維芽細胞が心不全に与える影響の解明
Postn-MCM/+・ROSA-DTAマウスを用いて活性化心臓線維芽細胞を除去したところ、TAC後に心不全を発症することが明らかとなった。この結果から、活性化心臓線維芽細胞は圧負荷後の心不全発症に対して保護的に作用している可能性が示唆された。
シングルセルRNAシークエンスを用いた老化に伴う心臓線維芽細胞ポピュレーション変化の検討
心臓線維芽細胞を対象として、20週齢マウス偽手術群、20週齢マウスTAC群、90週齢マウス偽手術群、90週齢マウスTAC群の4群を比較した。その結果、各群に2~3個の特徴的なサブクラスターが存在することが明らかとなった。これらのサブクラスター解析により、老化した心臓線維芽細胞では細胞外マトリックス産生に関連する遺伝子発現が低下する一方で、炎症関連遺伝子の発現が亢進することを見出した。
公表論文