研究助成

2023年度 医学系研究助成(基礎)

微小血管障害における内皮由来ACh産生系の役割解明とその応用

研究題目 微小血管障害における内皮由来ACh産生系の役割解明とその応用
年度/助成プログラム 2023年度 医学系研究助成(基礎)
所属 日本医科大学 医学部 生理学(生体統御学)
氏名 曽野部 崇
キーワード アセチルコリン / 内皮細胞 / 非神経性コリン作動系 / 生活習慣病 / 内皮機能障害
研究結果概要 血管内皮細胞は、神経系とは独立して自らアセチルコリンを産生・利用するシステムを有している。これは「非神経性コリン作動系」として知られ、内皮細胞では血管反応性に関与することが近年報告されているが、非神経性・内皮コリン作動系の生体内における役割は未解明である。本研究では、非神経性コリン作動系を構成するアセチルコリン合成酵素(コリンアセチルトランスフェラーゼ、ChAT)を内皮細胞特異的に欠損するマウスを用いて解析を行ったところ、このマウスは血圧の上昇や内皮機能の低下を示すことが明らかとなった。このことは、内皮コリン作動系が血管恒常性を維持する内因性の防御システムであることを示唆しており、今後の研究において心血管疾患やそれに起因する微小血管障害との関係について検討していく。
公表論文