研究助成

2023年度 医学系研究助成(臨床)

ドナー腎組織内のCMV潜伏様式が腎移植後CMV初感染に与える影響の解明

研究題目 ドナー腎組織内のCMV潜伏様式が腎移植後CMV初感染に与える影響の解明
年度/助成プログラム 2023年度 医学系研究助成(臨床)
所属 自治医科大学 大学院医学研究科 腎臓外科学講座
氏名 佐々木 元
キーワード 腎移植 / サイトメガロウイルス感染症
研究結果概要 ホルマリン包埋され保管されている生体腎移植ドナー0時間生検組織(ドナーから摘出されて、レシピエントに移植する直前の組織)よりDNAを抽出してdigital droplet PCRにてサイトメガロウイルス(CMV)DNAの検出を試みた。その結果非常に微量であるが、CMVウイルスDNAを検出できた。CMV-DNA検出・定量は14例に施行したが、その中でも腎移植後に重症CMV感染症を発症した症例におけるドナー腎組織中のCMV-DNAは非発症・軽症(DNA血症)に比べて有意にコピー数が多かった(現在投稿準備中)。今後はさらなる症例数を増やしてゆくと同時に、潜伏部位を解析して潜伏様式の解明を進めてゆく予定である。
公表論文 該当なし