研究助成
2023年度 医学系研究助成(基礎)
内因性カンナビノイドシステムを介した造血幹細胞制御機構の解明
| 研究題目 | 内因性カンナビノイドシステムを介した造血幹細胞制御機構の解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(基礎) |
| 所属 | 九州大学 大学院 医学研究院 幹細胞再生修復医学分野 |
| 氏名 | 細川 健太郎 |
| キーワード | 造血幹細胞 / 内因性カンナビノイドシステム / PUFA / 細胞周期 |
| 研究結果概要 | 造血幹細胞(HSC)は、生涯にわたり血液細胞を供給する細胞であり、その機能維持には過剰な増殖を避け、静止状態を保つことが重要である。本研究では、HSCの静止状態を支える仕組みとして、脂質代謝と関係する内因性カンナビノイドシステムに着目し、その役割を解析した。その結果、HSCでは細胞の状態に応じてカンナビノイド受容体関連分子の発現が変化し、この経路がHSCの静止状態の維持に関与する可能性が示された。また、n-3系多価不飽和脂肪酸(PUFA)を含む食餌条件では、HSCの静止状態に関わる分子応答が変化し、炎症や食餌性ストレス後のHSC回復を助ける可能性が認められた。以上より、内因性カンナビノイドシステムはHSCの恒常性維持に関わる新たな制御機構であり、食餌成分を介したHSC保護法の基盤となる可能性が示された。 |
| 公表論文 |
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