研究助成
2023年度 医学系研究助成(がん領域(臨床))
肝細胞癌に対する中心集束照射法を用いた、低侵襲かつ短期間な画像誘導陽子線治療の確立
| 研究題目 | 肝細胞癌に対する中心集束照射法を用いた、低侵襲かつ短期間な画像誘導陽子線治療の確立 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(がん領域(臨床)) |
| 所属 | 名古屋市立大学 医学部附属西部医療センター 陽子線治療科 |
| 氏名 | 岩田 宏満 |
| キーワード | 肝細胞癌 / 中心集束照射法 / 画像誘導陽子線治療 / 超寡分割照射 / 金マーカー |
| 研究結果概要 | 肝細胞癌を対象として中心集束照射法を画像誘導陽子線治療に応用し、短期間化と正常肝被ばく低減を両立させる治療概念の確立を目指した。初めに実臨床で使用した治療計画データを用いた詳細な線量比較検討を行った。腫瘍に対して50GyRBE/5Fr (5分割照射、治療期間1週間)を、マルチリーフコリメーターやproximal/distal marginを調整し、isodose line 70-80%で処方線量の照射野設定を(中心線量は130%程度)した。中心線量を増加させることで正常肝への低〜中線量被ばくを有意に低減できることを確認した。また、金マーカーを無麻酔下で肝内留置し、重篤な障害や治療遅延がおこらないことを確認した。さらに従来10-22回分割で治療していた一部の肝細胞癌等(肝門部)において、5回照射(1週間)による超寡分割陽子線治療が可能であることを、治療計画上および位置精度上で確認し、pilot study 5例を完遂した。定期的な毒性および画像評価を行ったところ、従来の実臨床データと差がなく、安全で効果的な治療であることがわかった。現在さらに、前向き登録として症例を積み重ねている。 |
| 公表論文 |
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