研究助成
2023年度 医学系研究助成(がん領域(基礎))
転写伸長因子MED26の液滴形成によるがん遺伝子発現制御機構の解明
| 研究題目 | 転写伸長因子MED26の液滴形成によるがん遺伝子発現制御機構の解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(がん領域(基礎)) |
| 所属 | 横浜市立大学 大学院医学研究科・分子生物学 |
| 氏名 | 鈴木 秀文 |
| キーワード | MED26 / 転写制御 / メディエーター複合体 / 液ー液相分離 |
| 研究結果概要 | 本研究では、転写制御におけるメディエーター複合体サブユニットMED26の機能を多角的に解明した。まず、クロマチン結合解析により、MED26が細胞増殖に必須ながん関連遺伝子群を特異的に制御することを見出した。これらの遺伝子では、MED26ノックダウン実験により、MED26が転写活性化の責任因子であることが明らかとなった。次に、MED26の天然変性領域における翻訳語修飾が液滴形成能を制御し、MED26ボディが動的に調節される可能性を示した。さらに、独自のマルチオミクス解析手法により液滴構成因子を網羅的に同定し、MED26ボディに転写およびRNA代謝関連因子が多数濃縮されることを明らかにした。加えて、AI解析技術LIGHTHOUSEを用いてMED26結合候補化合物を同定し、MED26ボディ阻害剤開発に向けた基盤を構築した。これらの成果は、相分離を基盤とした新たな遺伝子発現制御機構とその創薬応用の可能性を示すものである。 |
| 公表論文 |
Multi-omics analysis using antibody-based in situ biotinylation technique suggests the mechanism of Cajal body formation. Cell Reports 114734, 2024 Protocol for identifying components of subcellular compartments by antibody-based in situ biotinylation. STAR Protocols 6, 103803, 2025 |
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