研究助成
2023年度 医学系研究助成(臨床)
敗血症病態における病原性単球の分子病態解明と新規重症化関連バイオマーカーの探索
| 研究題目 | 敗血症病態における病原性単球の分子病態解明と新規重症化関連バイオマーカーの探索 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(臨床) |
| 所属 | 大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター |
| 氏名 | 光山 裕美 |
| キーワード | 敗血症 / 病原性単球 / 遺伝子発現解析 |
| 研究結果概要 | 本研究では、敗血症患者の末梢血単球をシングルセルRNAシーケンスにより解析し、重症化に関与する病原性単球の同定を試みた。従来予定していたFACS解析では機能的に異なる細胞群の分離が困難であったため、網羅的解析可能なシングルセル解析へ方針転換した。その結果、敗血症ではリンパ球系細胞が減少し、骨髄系細胞が増加するなど、自然免疫優位へのシフトが確認された。さらに、既存単球では炎症関連遺伝子の活性化と抗原提示能低下が同時に進行していた。また、健常者ではほとんど認められない敗血症特異的単球クラスターを同定し、この集団では炎症応答に加え、細胞生存や代謝維持に関わる経路が活性化していた。これらの結果から、敗血症では新規病原性単球が炎症持続や臓器障害に関与する可能性が示され、新たなバイオマーカーや治療標的となることが期待される。 |
| 公表論文 |
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