研究助成
2023年度 医学系研究助成(臨床)
生体内ゲノム編集による脳海綿状血管奇形治療
| 研究題目 | 生体内ゲノム編集による脳海綿状血管奇形治療 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(臨床) |
| 所属 | 東京大学 医学部脳神経外科 |
| 氏名 | 本郷 博貴 |
| キーワード | 脳海綿状血管奇形 |
| 研究結果概要 | 血管奇形は異常血管の集簇を特徴とする疾患であるが、我々は先行研究において、GJA4 c.121G>T(p.Gly41Cys)が眼窩内海綿状血管奇形において高頻度(96.2%)に認められることを新規同定した。本研究では、Gja4変異を導入した遺伝子改変マウスを作製し、これを用いた新規治療開発を目指した。 まず、全身性にGja4 c.121G>Tをノックインしたマウスを作製した。ホモ接合型ノックインマウスはE13.5頃に死亡した。E12.5のホモ接合型変異体の胎児では、全身の皮膚がやや赤色調を呈しており、一部では異常血管を疑う所見が認められた。 続いて、血管内皮細胞特異的に変異型Gja4を発現させるマウスを作製した。Rosa26領域にLoxP-Stop-LoxP-変異型Gja4を持つマウスを作製した。これにTie2-Creマウスを交配した場合、ノックインマウスはE11.5頃に死亡した。E10.5胎児の組織型を観察したところ、ノックインマウスにおいては心拡大が認められた。 以上より、変異型Gja4は血管内皮細胞に発現することで血管形成障害を惹起することが示唆された。 |
| 公表論文 |
Clinical Significance of Somatic PIK3CA and MAP3K3 Mutations in Cerebral and Spinal Cavernous Malformations. Transl Stroke Res . 16:1966-1974, 2025. |
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