研究助成
2023年度 医学系研究助成(感染領域)
多剤耐性緑膿菌感染症の新規診断・治療法の開発を目指したプロテオーム解析
| 研究題目 | 多剤耐性緑膿菌感染症の新規診断・治療法の開発を目指したプロテオーム解析 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(感染領域) |
| 所属 | 群馬パース大学 大学院 保健科学研究科 医療科学領域 生体分子 |
| 氏名 | 木村 鮎子 |
| キーワード | 薬剤耐性 / 緑膿菌 / プロテオミクス / MDRP |
| 研究結果概要 | 研究代表者らは、多剤耐性緑膿菌臨床分離株22株のプロテオーム解析により見いだされた3つの薬剤耐性関連候補因子について、遺伝子欠失変異株および過剰発現変異株を構築し、薬剤耐性、ピオシアニン合成、バイオフィルム形成の解析ならびに高感度質量分析計を用いたプロテオーム解析によるタンパク質発現パターン変化の解析を実施した。その結果、候補因子のうち1つの上流転写調節因子においては、当該因子の欠失により、種々の薬剤排出ポンプおよび細胞壁ポーリンの発現パターンの変化、ならびにピオシアニン合成の顕著な増加が認められ、さらに既知の薬剤耐性関連転写因子の発現レベルにも変動が認められた。以上より、当該因子が新規の薬剤耐性機構に関与する上流調節因子である可能性が示唆された。一方、バイオフィルム形成およびクオラムセンシングへの関与が知られている他の2因子の欠失変異株についても、バイオフィルム形成条件下における薬剤添加時のタンパク質発現パターン変化を標準株と比較した結果、薬剤添加により誘導される種々のストレス関連タンパク質の量的変動に関与する上流の転写調節因子またはトリガー因子である可能性を示唆する結果が得られた。 |
| 公表論文 |
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