研究助成
2023年度 医学系研究助成(臨床)
腹腔内脂肪Natural killer細胞をターゲットとした肥満症に対するテーラーメイド治療の開発
| 研究題目 | 腹腔内脂肪Natural killer細胞をターゲットとした肥満症に対するテーラーメイド治療の開発 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(臨床) |
| 所属 | 広島大学病院 防府消化器病センター |
| 氏名 | 佐伯 吉弘 |
| キーワード | 腹腔内脂肪 / 病的肥満症 / NK細胞 / 腹腔鏡下スリーブ状胃切除術 |
| 研究結果概要 | 肥満症46症例・非肥満症27症例において解析を行った。解析の結果、肥満症患者では全身性の炎症反応が強く認められ、腹腔内脂肪においてはTNFαやIFNγといった炎症性因子が主要な制御因子であることが確認された。特に、腹腔内脂肪NK細胞における活性化受容体NKp46の発現率は肥満の進行や炎症マーカーと正に相関し、その活性化にはレプチンおよびSTAT3経路の関与が示唆された。このNKp46の発現は、非アルコール性脂肪性肝疾患の重症度や術後の肝線維化指標とも有意に関連していた。また、サイトカイン産生能を持つCD56bright NK細胞が肥満症患者で増加しており、腹腔内脂肪における同細胞の多さが、術後の減量効果(体重減少率)の不良と相関することが明らかになった。 腹腔内脂肪NK細胞は術後の肝線維化および体重減少という臨床転帰に直接関与しており、そのメカニズムを標的とすることで、減量手術の効果を最適化できる可能性が示された。 |
| 公表論文 |
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