研究助成
2023年度 医学系研究助成(基礎)
IL-31産生阻害薬の開発に向けたEPAS1-SP1複合体の立体構造解明とリード化合物の創出
| 研究題目 | IL-31産生阻害薬の開発に向けたEPAS1-SP1複合体の立体構造解明とリード化合物の創出 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(基礎) |
| 所属 | 九州大学 生体防御医学研究所 個体機能制御学部門 免疫遺伝学分野 |
| 氏名 | 國村 和史 |
| キーワード | IL-31 / 立体構造解析 / タンパク質間相互作用 / アトピー性皮膚炎 / アカデミア創薬 |
| 研究結果概要 | IL-31はアトピー性皮膚炎や結節性痒疹における掻痒惹起因子であることが近年の臨床研究により明らかにされており、創薬標的として注目を集めている。我々は以前に、転写因子であるEPAS1とSP1のヘテロダイマーによるIL-31の転写・発現制御機構を発見したことから、EPAS1-SP1複合体の立体構造を解明できれば学術的な意義が極めて大きいと考え、本研究に取り組んだ。複合体の結晶化が困難であったため研究助成期間内の同定には至らなかったものの、両者の会合ドメインやホットスポットの特定に成功し、立体構造解明の足掛かりを得た。また、並行して本研究では新規阻害化合物の探索にも取り組み、NanoBiT等によるEPAS1-SP1タンパク質間相互作用評価系の確立、および新規骨格を持った有望なヒット化合物の同定と構造活性相関の取得を達成した。これらの知見をもとにHit to Lead(リード探索と最適化)へと進め、最終目的であるIL-31産生を阻害する有望な開発候補化合物を見出すことができれば、IL-31に起因する痒みを効果的に抑える新規経口薬の創出が期待される。 |
| 公表論文 |
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