研究助成
2023年度 医学系研究継続助成(臨床)
肝疾患における核内脂肪滴の病態機能解明
| 研究題目 | 肝疾患における核内脂肪滴の病態機能解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究継続助成(臨床) |
| 所属 | 名古屋大学医学部附属病院 消化器内科・光学医療診療部 |
| 氏名 | 今井 則博 |
| キーワード | 核内脂肪滴 / ミトコンドリア / 肝生検 / 電子顕微鏡 |
| 研究結果概要 | 肝疾患では、細胞内に脂肪が蓄積することが知られていますが、近年、細胞核内にも「核内脂肪滴」と呼ばれる脂肪構造が存在することが注目されています。本研究では、ヒト肝生検組織を電子顕微鏡で詳細に解析し、核内脂肪滴には複数の種類が存在し、それぞれが肝障害や脂質代謝異常と関連することを明らかにしました。また、脂肪滴の周囲に存在するミトコンドリアについても同様の超微細構造の解析を行い、通常のミトコンドリアとは異なる形態や代謝機能を有する可能性を示しました。これらの成果により、脂肪性肝疾患や、肝癌における新たな病態メカニズムの理解が進み、将来的な診断法や治療法開発への応用が期待されます。本研究成果は3報の英語原著論文として国際誌に掲載されました。 |
| 公表論文 |
1) Distinct features of two lipid droplets types in cell nuclei from patients with liver diseases. Sci Rep. 2023 Apr 26;13(1):6851. 2) Pathological significance of intranuclear structures in liver biopsy samples. Hepatol Res. 2025 Jul;55(7):1065-1074. 3) Morphological alterations of peridroplet mitochondria in human liver biopsy. Sci Rep. 2025 Nov 4;15(1):38650. |
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