研究助成
2023年度 医学系研究継続助成(臨床)
椎間板性疼痛に対する革新的ソフトバイオマテリアルを用いたリバーストランスレーショナルアプローチ
| 研究題目 | 椎間板性疼痛に対する革新的ソフトバイオマテリアルを用いたリバーストランスレーショナルアプローチ |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究継続助成(臨床) |
| 所属 | 北海道大学 大学院医学研究院 整形外科学教室 |
| 氏名 | 山田 勝久 |
| キーワード | 椎間板性疼痛 / ソフトバイオマテリアル / 骨髄由来間葉系幹細胞 |
| 研究結果概要 | 椎間板障害に起因する腰痛に対する次世代型治療として、生体吸収性アルギン酸ナトリウムと超高純度骨髄由来間葉系幹細胞(Rapidly Expanding Cell:REC)の併用効果を検証した。 ラット尾椎椎間板変性モデルを用いて、アルギン酸ゾルとRECの混合液を椎間板内へ注入し、組織学的変化と疼痛関連行動を評価した。混合液投与群では椎間板内の炎症性サイトカインおよび神経成長因子受容体の発現が抑制され、術後の各時点において未処置群と同水準を維持し、アルギン酸単独投与よりも早期から有意に低下する強力な抑制効果であった。さらに疼痛関連行動評価(Hargreaves試験、von-Frey試験、Tail-flick試験)においても、痛覚過敏を示す逃避行動までの潜時短縮が抑制された。アルギン酸とRECの混合液は、炎症抑制等により損傷部の疼痛を軽減するだけでなく、組織学的な椎間板変性をも抑制することが確認された。 本治療法は、局所の炎症抑制と中枢性疼痛抑制修飾の両面に寄与することで、組織変性の抑制と疼痛制御を示した。椎間板性疼痛に対する革新的な治療として、臨床応用への高い発展性が示唆された。 |
| 公表論文 |
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