研究助成
2023年度 薬学系研究助成
非天然型微生物-植物ハイブリッド中分子化合物ライブラリーの構築
| 研究題目 | 非天然型微生物-植物ハイブリッド中分子化合物ライブラリーの構築 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 薬学系研究助成 |
| 所属 | 慶應義塾大学 薬学部 天然医薬資源学講座 |
| 氏名 | 西村 壮央 |
| キーワード | 天然物の再構築戦略 / 微生物-植物ハイブリッド中分子 / テルペン-ペプチドハイブリッド |
| 研究結果概要 | 本研究では、申請者が提唱する「天然物の再構築戦略」に基づき、大環状構造を有する微生物-植物ハイブリッド構造を有する中分子化合物群を構築し、創薬研究に資する未踏のケミカルスペースの創出を目指した。 植物由来成分として松脂に含まれるアビエチン酸を、微生物由来構造のモデルとしてペプチド構造を選択した。これらを用いて、環状構造を有する中分子化合物群を構築した。得られた化合物について、ケモインフォマティクス解析により評価したところ、環状ペプチドに特徴的な高い三次元性を維持しながら、既存の天然物や環状ペプチドとは異なる構造的特徴を有していることが示された。また、RNA-seq解析を用いて、構築した化合物の生物学的意義について検討した結果、本化合物群は共有した発現プロファイルを示した。さらに、既存の抗エストロゲン阻害剤と類似性の高い発現パターンを示したことから、本研究により構築した化合物群が新規抗エストロゲン阻害剤の探索源として有用であることが示された。 以上の検討から、申請者が提案する戦略が新たなケミカルスペースおよび医薬品シードの探索源創出において、有用な方法論となることが示唆された。 |
| 公表論文 |
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