研究助成
2023年度 薬学系研究助成
老化細胞除去薬による難治性女性生殖器疾患の治療への挑戦
| 研究題目 | 老化細胞除去薬による難治性女性生殖器疾患の治療への挑戦 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 薬学系研究助成 |
| 所属 | 東京薬科大学 薬学部 内分泌薬理学 |
| 氏名 | 草間 和哉 |
| キーワード | 子宮内膜症 / 老化細胞 / アクチビンA / ミトコンドリア |
| 研究結果概要 | 子宮内膜症病変における分子機構の解明および、その予防・改善薬となる薬剤の提案を目的に、ヒト病変組織移植(PDX)マウスモデルの確立と、TGFβファミリーであるアクチビン誘導シグナルの病変形成に対する効果、さらに、病変に蓄積する老化子宮内膜細胞に対する選択的細胞除去の効果について検討を行った。ヒト子宮内膜症病変細胞移植によるPDXモデルを作成し、病変形成と老化細胞の蓄積を確認した。また、本モデルマウスにおいて、老化細胞除去薬は、老化細胞の除去・抑制とそれに伴う炎症抑制、さらに病変縮小に成功した。さらに、アクチビンAを介したシグナルが病変形成に関与しているか評価した。子宮内膜症モデルにアクチビンAを投与すると、病変が増大し、炎症と細胞老化のマーカー発現が上昇した。さらに、アクチビンAが細胞老化を誘導しており、その機序としてミトコンドリア呼吸鎖複合体1の阻害を介していることを明らかにした。また、不良ミトコンドリアの選択的除去であるマイトファジーが活発化していた。本研究により、子宮内膜症の病態機構の一端を明らかにすることが出来、抗老化薬が病態改善に寄与できる可能性を示した。 |
| 公表論文 |
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