研究助成
2023年度 薬学系研究助成
消化管脂質トランスポーターによる妊孕性制御機構の解明とリプロダクティブヘルス改善への応用
| 研究題目 | 消化管脂質トランスポーターによる妊孕性制御機構の解明とリプロダクティブヘルス改善への応用 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 薬学系研究助成 |
| 所属 | 東京大学 医学部附属病院 薬剤部 |
| 氏名 | 山梨 義英 |
| キーワード | 雌性不妊 / 消化管脂質トランスポーター / 食事由来脂質 / エピゲノム修飾 / 卵の質的制御 |
| 研究結果概要 | 本研究により消化管脂質トランスポーターにより吸収制御を受けている一部の脂質が雌マウスにおいて強力な生殖毒性を示すことを見出した。マウスにおける体外受精実験により、当該脂質は卵の受精率や正常卵割率の低下を引き起こし、雌性不妊を引き起こすことが明らかとなった。またそのメカニズムとして、上記脂質が卵巣に蓄積することで、エピゲノム修飾の変動が生じ、卵の質低下に繋がることを見出した。また、これらマウスで得られた知見がヒトにもあてはまり得るかを検討するために、体外受精を実施した女性の血液中の脂質濃度と体外受精の臨床成績との関連性を解析した。その結果、症例数はまだ少ないものの、マウスで強力な生殖毒性を認めた脂質の血液中濃度と体外受精後の正常卵割率との間に有意な負の相関関係が認められ、マウスで得られた知見が、一部ヒトにも当てはまりうる可能性が見出された。 |
| 公表論文 | Dietary phytosterols induce infertility in female mice via epigenomic modulations. Communications Biology. 7(1): 1535, 2024. |
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