研究助成
2023年度 高等学校理科教育振興助成
タデアイの葉を用いた赤い藍染の実現に向けて
| 研究題目 | タデアイの葉を用いた赤い藍染の実現に向けて |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 高等学校理科教育振興助成 |
| 所属 | 愛媛県立松山商業高等学校 |
| 氏名 | 髙橋 寛明 |
| キーワード | 藍染 / インジゴ / インジルビン / 赤紫色 / 伝統産業 |
| 研究結果概要 | タデアイの葉を用いた赤色染色法を進化させ、伝統産業の復興に貢献すべく、赤色溶液の同定と生成条件の最適化、布への染色方法の確立を目的とした。 実験では、インジカンを保持した「レンジ葉」と酵素を含む「自然乾燥葉」を組み合わせて通年実験系を構築した。条件検討の結果、吸光度測定により赤色物質がインジルビン(濃度:2.38×10のマイナス3乗 mol/L)であることを同定した。また、効率的かつ最大濃度を得る最適プロセスとして、酵素抽出時間30分、および30℃・減圧下での一晩の酵素反応条件を確立した。溶存酸素を制限することで副反応によるインジゴ生成を抑制し、インジルビン合成を促進できることが示唆された。 染色においては直接染色の可能性を検証し、45%エタノール水溶液の特性を活かした「85℃・15分間の煮染め」が最適であることを突き止めた。本法により、植物特有の不純物に阻害されることなく、絹繊維を鮮やかな濃い赤紫色に定着させることに成功した。本成果は伝統色の枠を超えた色彩を通年生産できる可能性を示すものである。 |
| 公表論文 |
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