研究助成

2023年度 高等学校理科教育振興助成

進学重視型高等学校において実社会・実生活との関連を重視した化学基礎・化学の学習プログラムの開発

研究題目 進学重視型高等学校において実社会・実生活との関連を重視した化学基礎・化学の学習プログラムの開発
年度/助成プログラム 2023年度 高等学校理科教育振興助成
所属 東京都立新宿高等学校
氏名 松本 隆行
キーワード 結晶格子 / 高吸水性樹脂ビーズ / 寒天
研究結果概要 本研究は、実生活と関連した学習を授業に取り入れることが興味・関心の維持に重要であるとの認識に立ち、身近な材料を教材化する目的意識のもとで学習プログラムの開発を行った。高等学校「化学」の結晶格子の学習で用いるモデルとして、高吸水性樹脂ビーズと寒天で生徒自身がつくる結晶格子の教材を開発した。本教材の利点は、原子中心の位置関係が見やすいこと、粒子同士が接していて半径4つ分の対角線が見えること、単位格子の先にも粒子があることを見られること、手に取って実感できること、自由に切断して断面を見られることの5点を兼ね備えている。各種の検討の結果、容器は百円ショップのキューブケース、原子に見立てるものは消臭ビーズを食用色素で着色したものとし、身近な材料でかつ低予算で実施可能なものとした。ビーズの間は寒天溶液で充填することとし、形状の維持と視認性を両立させた。勤務校の生徒を対象に授業で使用したところ、分かりやすいとの評価を得た。本研究の成果を東京都理化教育研究会および全国理科教育大会で発表し、普及に努めた。
公表論文 「2023・2024(令和5・6)年度東京都理化教育研究会化学専門委員会研究報告書 化学実験と観点別評価」東京都理化教育研究会化学専門委員会(2025)