研究助成
2023年度 高等学校理科教育振興助成
「南宮山」に生息するニホンジカに関する生態学的解析
| 研究題目 | 「南宮山」に生息するニホンジカに関する生態学的解析 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 高等学校理科教育振興助成 |
| 所属 | 岐阜県立大垣西高等学校 |
| 氏名 | 今井 丈暁 |
| キーワード | 岐阜県 / 高校生 / ニホンジカ / シーケンス解析 / 系統比較 |
| 研究結果概要 | 岐阜県西部(西濃地域)には北側に伊吹山地があり、関ケ原周辺で低地となり、南側に三重県へと続く鈴鹿山脈(西濃地域では養老山地)がある。さらに、南北の山々の中間には標高約400m,程の独立した「南宮山」が位置する。西濃地域には古くからニホンジカが多く生息していているが、現在西濃地域は主要幹線道路や鉄道軌道敷によって南北に分断されている。また、旧中山道が通っていたことなどの理由により、この分断は過去から続いていたと考えられる。 本研究では西濃地域の南北の山々および、南宮山で狩猟期間に捕獲されたニホンジカの肉の一部を提供してもらい、各地点で10個体ずつの合計30個体について全ゲノムDNAを抽出した。そのうち、ニホンジカにおいて複数の多型がみられる8領域についてのフラグメント解析および、ミトコンドリアのD-loop領域の一部をシーケンス解析した。 これらの結果をもとに南北の山々および南宮山個体の系統関係を比較した。その結果、伊吹山系と養老山系の個体群は移出入が若干あるものの、分断されており、南宮山の個体群は南北の山々の個体が入り込んだ集団であることが示唆された。 |
| 公表論文 |
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