研究助成
2023年度 ライフサイエンス研究継続助成
植物におけるセントロメア配置の生物学的意義の探索
| 研究題目 | 植物におけるセントロメア配置の生物学的意義の探索 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 ライフサイエンス研究継続助成 |
| 所属 | 東京理科大学 理工学部応用生物科学科 |
| 氏名 | 坂本 卓也 |
| キーワード | シロイヌナズナ / セントロメア / 核膜孔複合体 |
| 研究結果概要 | 本研究では、植物における散在型セントロメア配置の生物学的意義を解明するため、シロイヌナズナを用いて解析を進めた。その結果、セントロメアの散在は、遺伝子発現制御そのものよりも、ゲノム安定性の維持に重要であることが示唆された。Hi-C解析およびRNA-seq解析から、セントロメアが偏在するコンデンシンII変異体やCRWN変異体では、染色体三次元構造の一つであるA/Bコンパートメント形成や全体的な遺伝子発現に大きな変化は見られなかった。一方、これら変異体ではDNA損傷の蓄積と損傷感受性の増大が認められ、特にセントロメア近傍でDNA損傷が起こりやすいことを明らかにした。さらに2024年には、核膜孔複合体構成因子Nup85、Nup133、NUAなどがLINC複合体と協調し、分裂終期にセントロメアを核内へ散在させることを発見した。以上の成果は、核内三次元配置とゲノム安定性維持機構の関係を示す重要な知見であり、真核生物に共通する染色体配置制御原理とその意義の理解に貢献する可能性がある。 |
| 公表論文 |
Chromatin dynamics and subnuclear gene positioning for transcriptional regulation, Current Opinion in Plant Biology, 75, 102431. 2023 Nuclear pore complex proteins are involved in centromere distribution, iScience, 27, 108855. 2024 |
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