研究助成
2021年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)
精子幹細胞の運命決定に関わるH3K9メチル基転移酵素の時期特異的発現を規定する翻訳制御機構の解析
研究題目 | 精子幹細胞の運命決定に関わるH3K9メチル基転移酵素の時期特異的発現を規定する翻訳制御機構の解析 |
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年度/助成プログラム | 2021年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート) |
所属 | 横浜市立大学 医学部 組織学 |
氏名 | 黒羽 一誠 |
キーワード | 精子幹細胞 / ヒストンメチル化酵素 / 翻訳制御 |
研究結果概要 | 精子幹細胞では、自己複製能を不可逆的に喪失し精子形成へ向けて運命決定される一時期において、大規模なゲノム修飾の変動が引き起こされる。この運命決定に関わる大規模なゲノム修飾の変化は、ゲノム修飾酵素(DNAメチル化酵素と、ヒストンH3の9番目のリジン残基をメチル化(H3K9me)する酵素)の転写後レベルで起こる発現上昇に依存する。本研究は、ゲノム修飾酵素の発現上昇に関わる転写後制御機構を明らにすることを目的として、「翻訳制御」の可能性に注目して解析を行った。本研究の結果、ゲノム修飾酵素の発現上昇が、1) mRNAの細胞内局在の変化に依存した翻訳制御、2) 細胞分化の進行に伴う翻訳活性の上昇(=全mRNAの翻訳の亢進)、によって誘導されている可能性は低いことが明らかとなった。 |
公表論文 |
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