研究助成
2022年度 医学系研究助成(がん領域(臨床))
エンハンサーに着目した時・空間的シングルセル解析を用いた、膵癌細胞と間質細胞との共局在による悪性度獲得機構の解明と革新的治療標的の同定
研究題目 | エンハンサーに着目した時・空間的シングルセル解析を用いた、膵癌細胞と間質細胞との共局在による悪性度獲得機構の解明と革新的治療標的の同定 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(がん領域(臨床)) |
所属 | 九州大学病院別府病院 外科 |
氏名 | 戸島 剛男 |
キーワード | 膵癌 / シングルセル解析 / エンハンサー / 癌微小環境 |
研究結果概要 | 我々は、膵癌・胆道癌・十二指腸癌の患者を対象に、腫瘍組織ならびに非腫瘍組織の網羅的ゲノム解析を行うことにより、腫瘍発生・進展メカニズムの解明、治療効果および合併症と関連する遺伝子変異などの遺伝子異常を同定することを並行研究で行っている。 我々は現在AMED「革新的がん医療実用化研究事業(厚生労働省)」の領域1「全ゲノム解析研究(膵癌分野)に着手している。本研究を通して、300症例の癌部/非癌部ペアの全ゲノムシークエンス及びRNAシークエンスが完了し、邦人・膵癌データベースの構築を目指している。我々はごく最近開発された革新的な下記二つの技術を本研究に応用する。1) NET-CAGE法:エンハンサーの中で真に活性化している領域のみを同定することのできる方法。2) Single cell GEX-ATAC Sequence (scGEX-ATAC seq): 組織における一細胞ごとの遺伝子発現とオープンクロマチン領域(≒エンハンサー領域)を同一細胞の中で同時に測定することのできる画期的な方法。 |
公表論文 |
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