研究助成
2022年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域)
皮質と皮質下のシナプスタンパクリン酸化から見る麻酔・鎮静・睡眠の異同
研究題目 | 皮質と皮質下のシナプスタンパクリン酸化から見る麻酔・鎮静・睡眠の異同 |
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年度/助成プログラム | 2022年度 医学系研究助成(精神・神経・脳領域) |
所属 | 東邦大学 医学部医学科 解剖学講座微細形態学分野 |
氏名 | 山形 朋子 |
キーワード | デクメデトミジン / 睡眠 / イソフルラン / マウス / 視床 |
研究結果概要 | 吸入麻酔薬や静脈麻酔薬、催眠鎮静剤と自発睡眠の差異と共通点を探るため、まず、各状態下での脳の活性化領域を調べた。活動依存的遺伝子発現システムTRAP2を用いて、吸入麻酔薬イソフルラン、静脈麻酔薬アネレム、催眠鎮静剤デクメデトミジン、自発睡眠時、および覚醒時に活性化された細胞を蛍光タンパクで可視化し、その脳内分布を調べた。その結果、視床正中核群の視床室傍核がいずれの条件下でも可視化された。そこで、視床室傍核の覚醒調節における役割を検証するため、フォトメトリによる細胞集団のイメージング、自由行動下1光子イメージングによる単一細胞イメージング、光遺伝学を行ったところ、これまで明らかであった、視床室傍核は神経伝達物質や産生ペプチドにより区別された多様な細胞群が存在する、という知見に加え、その機能についても、覚醒度の亢進と抑制というそれぞれ相反する機能的側面があることが示された。 |
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